直紀は悪くないのに 体が震えてどうする事も出来なかった 不審に思った人が あたし達を見たり 立ち止まったりした 直紀は困り果ておろおろするばかり 「何?どうしたのあんた達!?」 聞き慣れた声は恵梨だった 「恵梨!」 あたしは恵梨に抱き付き泣いてしまった