「痛た…」


転がったミルクプリンを拾う

あ、後1つ…

って!どこまで転がるの!

コトン…

ミルクプリンの止まった先を見る

「え…?」


靴…

上の方を見る


いっ‥くん……

『ん。』

いっくんがミルクプリンをあたしの方に渡した

トクンッ…

深くにもときめいたあたし


ドキドキするなあたし!

顔…あげれない


『真白…』

胸が…痛い……

「あ、げる」

あたしはそう言って廊下を走った

その時、一瞬‥見えたんだ…

哀しい顔をした‥彼が


止めて…あたしを惑わさないで……。