「創也先輩‥」
涙を浮かべて離してというように創也さんを睨みつける杏
『話があっから、今日の放課後、部室の前で待ってる』
杏があたしの方を見つめる
「話、聞いてあげて」
笑みを浮かべながらそう言うと杏は泣きそうになりながら顔を俯かせた
「考えて‥おきます」
『俺、ずっと待ってっから。じゃあな…』
創也さんと距離が離れる
まだ俯いている杏
「杏…?」
「絶対、振られるんだよ。今の…」
杏………
きゅっと唇を噛み締める
「バカ!!」
あまりの大声に周りがチラチラとこちらを振り返る
「そんなん行ってみないとわかんないでしょーが!」
「真白…そう、だよね」
力なく笑う杏
お願いだから、杏が幸せになりますように…


