幼なじみは先生



―――――
――…


バッとベッドから起き上がる


時計に目をやると8時だった

「遅刻!」

制服にサッと着替えて階段を下りる

「お母さん!起こしてよ」
顔を洗って髪をサッととかすとリビングに向かった

「えー?だって今日、土曜日よ?学校でもあるの?」
「……そうだった」

深い溜め息をついてまた自分の部屋に戻ると服に着替えた

「何やってんだろ」

そんなことを呟いていると下からお母さんの声がした

「真白ー!電話よー」

「今行くー!」

誰だろ‥こんな朝から…
階段を下りると電話を受け取った

「はい、もしもし…」

<あ!真白さん!おはようございます!すみれです>

「あ、すみれ?どうかしたの…?」

<それがですね、土日に映画の撮影するって言ってたじゃないですか?今日することになったんですよ>

「え!?そうなの?」

思わず声を上げてしまう
<はい…あの、今日予定は…ないですよね?>

「うん、大丈夫」

<あの、じゃあこれから駅前のマック前まで来て頂けませんか?服装は制服で…>

「わ、分かった」

そんな感じで電話を切った

急いで制服に着替えて念のために鞄を持ち、朝ご飯を食べる

着替えなければ良かった…