腕を引き寄せられてポスッと誰かに抱き締められた
顔を上げてみる
「れ…連…!?」
辺りを見ると少しずつあたし達を取り囲んでいた
顔が熱くなる
「連、は‥なして」
必死に彼から逃れようと拒む
抵抗してもビクともしない連
それにやっぱり男の子なんだって実感させられる
だって、友達としか見てなかったから…
いっくんに瞳を移して見る
「ぃ…センセ」
あたし達を見つめるいっくん
その時、あたし達に言った
『どうした?ほら、始めんぞ。伊藤、平気か?』
「は、はぃ…」
顔を上げて連を見てみる
その瞬間体が離れた
『ごめん』
連の声が耳に響く
連はそう言っていっくんの元に向かった
『先生………』
そこしか声が聞こえなかった
何言ったんだろう…
そこで杏に肩を叩かれた
「真白、大丈夫?…連くんて」
杏の言葉が途切れる
「…へへ。うん」
笑みを浮かべて杏を見た


