Black world sky

 男が大斧をふる。それをメグがよける…段々男は衰弱していっているのだが、これではキリがない。とっととメグにとどめを刺させよう。


「メグー!避けてばっかじゃなくて攻撃もしろー!」


 俺様は遠くにいるメグに向かって大声で叫んだ。

 メグは攻撃をよけながら、こう返事する。


「無理だって!だってこの人防御力高そうだもん!私がナイフを刺したって弾き返されそうだよ!」


 確かに。男は日頃から鍛えているようで、体格がスゴく良いみたいだ。身長も二メートルはこして見える。オマケに筋肉ムキムキだ。

 それに比べメグは…俺様と同じでチビで、見た目も何ともか弱そうだ。服装が軽装だから、他人が見ればスグに殺せそうだと思うだろう。


「じゃあ、体の柔らかい部分を刺せ!首とか!」

「首!?」