Black world sky

「えーと…あの暗い場所に行くにはある門をくぐらないといけないんだけど…私について来て!」

「分かった」


 メグが道案内をしてくれるらしいので、ついて行く事にした。






 道を歩いている時、メグが俺様に話しかけてきた。


「あのね、アレフィー君…私の名字が無いのがどうしてか分かる?」

「さぁ?」


 名字がどうしたって言うんだ。


「私は死んだお母さんの借金を背負っているんだけど、昔お母さんとお父さんが離婚しちゃってさ。理由はお父さんの浮気なの」

「ふーん」


 ドロドロな家庭だな。


「それでお父さんが借金してた事が分かって…お父さんが逃げちゃったから、お母さんが代わりに借金を背負っちゃったの」

「ほぉほぉ」


 中々大変ですなー