Black world sky

 この少女に聞いても無駄だったか。魔王の事は他の奴にあたってみよう…

 俺様がその場を去ろうとすると、少女に引き止められた。


「…待って!せめて名前だ…」
「アレフィー。」


 即答してその場を去ろうとすると、また少女に止められた。


「ア…アレフィー君待って!私はメグって名前で…」

「名前を言うだけだったら一々俺様を引き止めるな。もう行くからな」

「ストップ!魔王…じゃないけど、魔王みたいな人だったら知ってる…」


 魔王みたいな人…と聞いて立ち止まる。


「…本当か!?」

「え…うん!」


 メグはそれからある話を語り始めた…