「君、大丈夫?」
上からなんとも親切な声が降ってきた。
「へっ?あっはい!大丈夫で‥」
『ひょいっ』
「へぎゃあぁぁ!?」
かか体が勝手にううう浮いてる?!!
「このまま治療所連れてってあげる。」
そう言ってあたしをお姫様抱っこしたままスタスタ歩き出す見知らぬ男の人。
えぇええぇぇ??!
ちょっと待って!
あたし今お姫様抱っこされてる!!
夢みたーい★
‥じゃなくって!!
「わわわ!重いですよ!降ろして下さい!あたしは大丈夫ですから!!」
「俺こー見えてもちゃんと筋トレしてるよ?」
あーそれなら安心★
‥じゃなくって!!!
「そうゆう事じゃなくって!恥ずかしいんですけど!」
「お姫様抱っこくらいで恥ずかしがるなよ。それよりも足、大丈夫か?」
「あっ‥はい。少し痛いです‥。」
「すぐそこだから、もう少し我慢な。」
「はい‥。ありがとうございます。」
‥なんか予想外の展開に脳みそがついていけないよーっ!!
