途端。 がまんしていたものが全部噴出すように、彼女の目から涙がぽとぽとと零れ落ちた。 実桜は何も言わなかったけど、 その涙が、まだ佑さんを好きなんだ、って完全に証明してるよ。 どれだけそうしていただろう。 少し涙の収まった実桜は、立てられた写真立てを見ながら淡々と話し始めた。 佑さんと別れることになった本当の理由を。 そして、 「佑はきっときっといいお医者さんになると思うんだ」 って、笑うんだ。 お前、笑えてないよ。 てか、お前本当にバカだろ? なにやってんだよ。