「実桜・・・本当にごめんね」 風がママの髪の毛を揺らした。 「何言ってんの?そんなこと・・・言わないでよ」 「実桜は自分のおもうように生きていっていいのよ」 「ママ・・・」 「それがママの一番の幸せなんだから」 鼻の奥がつんとなるのをこらえる。 「ママ、私は自分のしたいようにしてるよ?だからそんなこと、もう言わないで」 ママは目を閉じて軽くうなづき、 「ありがと」 と、ただ一言つぶやいた。