「佑さん、俺ね。あいつと、別れたから」 「は?」 想像とは真逆の言葉に用意してたリアクションが全くとれない。 だって、数日前に結婚するって。 ミオと一緒になるって。 あいつの肩を抱いてお前言ったよな。 「俺さ、次はインドに行こうかな、って思ってんだ」 そう言って隣に置いたリュックを指で指した元に、 俺のさっきまでの余裕なんてすっかり吹き飛んでいた。 「お前・・・もしかしてそれで別れる、ってことか?」 「あぁ~・・・うん。俺しばられるのやっぱダメなんだわ」