「だから…これから私の言うこともきっとわかってくれると思うわ」 意外な言葉に顔をあげると、お母さんは庭を見ながら微笑んでる。 雅さんだ。 さっきの雅さんとしゃべった時と同じ感覚が私を包んでゆく。 「初めに言うわね…祐とは別れてあげてほしいの」 ポツポツと雨が庭の草木をたたく音がし始めた。 …なんとなくその感覚を感じた時からわかってた。 お母さんが何を言いたいのか。 だけど…何も声が出ない。 ここは静かすぎて、声が…出ない。