そして響くカコーンチョロチョロ…
沈黙。
でもそれもわずかで。
「はじめまして。私が祐の母です」
祐のお母さんが深く頭を下げられたのにびっくりして、私も頭を下げる。
初めてお母さんと目が合った。
目元と口元が祐と似てる気がした。
「今日は、私がお願いしたのよ。ミオさんに会いたいって」
「え?」
驚いた。
なんとなく、さっきからお母さんは私が気に入らないのかな、なんて思ってたから。
「いつも聞いてるわ、祐から。あの子嬉しそうに話すから」
「そう言っていただけると、私も嬉しいです」
お母さんはふふっと笑ってお茶を一口飲んだ。
…なんとなく感じた。
どこかで感じたのと同じ感覚。
「ミオさんはとてもいい子ね。想像してた通り。今日お会いできて本当によかったわ。」
なんだかこそばゆくて、私は少しうつむいた。

