「やべ。もう始まってるかも」 さっきからほとんどしゃべってなかった元が独り言のように呟いて足を早めた。 その様子はいつもと同じで、私は少し安心したんだ。 「実桜、急げ」 見えてきた高校の門をめがけて走り出した私達。 そういえばチエと三人でよく朝走ったよね。 「また遅刻かよ」 走りながら振り向いてにっと笑った元もきっと同じことを思い出してる。 私達の青春の日々。