「佑は、来年卒業だね。お疲れ様でした」
彼女が俺の名前を呼ぶ。
「佑」
ねぇ、知らないだろ。
今でも、こんなにキミの言葉が俺の心を揺らし続けてるなんて。
「ミオは?仕事がんばってる?」
「うん!」
彼女は目を輝かせて、先輩のこと、失敗談、そして資格を取ろうと思ってる、って嬉しそうに話してくれた。
「始めは、みんなの中で一番就職決まるのが遅かったから、あせってて。この仕事が決まった時もラッキーみたいなところは少しあったんだけど」
そうして、ミオはぺロッと小さくピンクの出して見せた。
「けど、私この仕事がすごく好きみたいなの。・・・うーん、というよりも人にありがとう、って言ってもらえるこの仕事にもっと深く関わっていけたら、って今は思ってる」
そうして、彼女はやっと気づいたように、
「あ、ごめん」
しゃべりすぎだね、と言って、顔を少し赤くしてうつむいた。
ううん。
俺、お前の話を聞くのが大好きだった。
今も、すげー嬉しいから。

