「ヴーケトスのお時間です。皆様どうぞお集まりください」
アナウンスがなって、特に参列していた女性陣は嬉しそうに指定された場所に固まる。
実桜は・・・
はは、あいつ。
きっとあんまり興味がないんだろうな、押されて出た場所に苦笑いになってるし。
少し涙ぐんだチエが青い空に向かって、白と淡いブルーに彩られてた花束を投げ出す。
するとそれはきれいな弧を描いて、ゆっくりとおちていくように俺には見えた。
キャー、という歓声がこだまする。
ポスッ。
収まった先のその当人は少し戸惑ったような嬉しいような複雑な表情をしていた。
ミオ、お前もっと喜べよ。
と、思いながらも。
「実桜、やったね。次は決まりだよ」
なんて、女の子の友達にキャーキャー言われてる彼女を見るのも辛くて、
俺はその場を離れた。

