俺は、いつしかミオと一緒に昼ごはんを食べていたあのベンチのある庭に出ていた。
本当は、
心のどこかで、
ずっと待ってた。
ミオが帰ってくるのを。
「ごめんね」
って帰ってくるのを。
けど、お前はそうじゃなかったんだな。
そういえば、高校の時にもミオは元に告白されている。
同じ場面をまた見たってことか。
ははっ、タイミング悪いよ。
笑いはすぐに消えて、俺は思い切り壁を蹴っ飛ばした。
くそっ。
いっそ、忘れられたらいいのに。
ミオのことなんて、全部全部忘れられたら・・・どんなに楽だろう。
そんな日なんてくるんだろうか。
ミオ・・・
「ミオ・・・好きだよ」
壁に寄りかかる俺の言葉は、風に舞って空に飛んでいったように、思えた。

