ようやく開放された唇は、離れる時に 「ミオさんのこと気になる?」 と言う言葉を残した。 雅は本当に鋭い。 だから、きっと俺の気持ちも、分かってるはずだと思う。 ここに気持ちがないことも、きっとばれてる。 けれど、それは絶対に言わない。 2人で、何をしてるんだろうな。 家を守ることって、こういうことなのか? 「タスク!」 不意に誰かに名前を呼ばれたような気がして、俺は後ろを振り返った。 誰もいるはずはないのに、 なんでだろう。 その時、それが「彼女」の声だって思ったんだ。