彼女に、会った。
心臓が飛び出しそうに跳ねているのを気づかれたくなくて、
少し距離を置いて、陽だまりの中の長いすに座ると、それでも、あの頃に時間が戻っていくようなそんな淡い期待を俺に抱かせた。
けど・・・そんなわけないんだよな。
ミオは少し笑って言う。
「結婚おめでとう」
って・・・・・・。
やめろよ。
お前の口からそんな言葉聞きたくないから。
言わないでくれ。
俺は・・・・・・
思わず出かけた言葉は、
「佑さん?」
かけられた言葉に消えてなくなってしまった。
我に返る。
雅・・・
きっと戻らない俺を探しに来たのだろうけど、
俺は単純に彼女との時間を邪魔されたことに、腹が立っていた。

