わかってた。 わかってたはずなのに。 現実は、思ったよりもきつく私を追い詰める。 「佑・・・」 佑。 タスク・・・。 ふらふらとよろけそうになるのを元が受け止めてくれた。 「実桜・・・」 「元、バカだな、って言ってよ。お前の選んだ道だろ?って言ってよ」 「・・・・・・」 わかってたはずなのに。 私は元の胸をこぶしで叩いて、 どうしようもない怒りを、自分に対する怒りを力なく彼にぶつけていた。