ハレルヤ






「お前はホンットにもうー…。」


そう言って鼻息を荒くしながら
奴が歩いてきた。

逃げたい衝動に駆られたが
ボロくなった木の床を見て耐えていた。


あいつが来る前にと思い、
スカートを急いで下げたが遅かった。


「もう少しスカート下げろ!」

鼻をフガフガさせながら
あいつが目の前にきていた。

「まだ短い!
 もう…しょうがないなー」


そう言って手を伸ばしてきた瞬間
あたしは後ろに後退りした。