そしてとうとう保健室に着いた。 あたしは保健室に着くまで恥ずかしくて仕方がなかった。 重いんじゃないかとは思わなかったけど 慎吾はあたしなんかを抱っこするなんて 嫌だろうなあと思っていた。 あたしは両手で顔を覆いながら 慎吾の香水と煙草のにおいを嗅いでいた。 このにおい…亮君と同じだ。 香水も…煙草も。