タカん家は変わってなかった。 あたしの全く知らないバンドのポスター テーブルの上のライターと灰皿 煙草と香水とタカのにおい。 全然変わってない。 電気を消していたけど、 微かに窓から光が入ってきていて薄暗かった。 「お前等またサボりかよ」 タカが煙草をくわえながら言った。 「タカなんか学校自体行ってねーじゃん」 アキがベッドの上で ケラケラ笑いながら言った。