失神寸前だった。


あまりにもびっくりしすぎた私は飛び起き,
うるうると,涙目になっていた。


頬を思いっきりつねってみる。







……いふぁい…。
(……いたぁい…。)


夢じゃないみたい。











「えっ!?!じゃあ…………」



ふるふる震えた指で……







寝転がっていたベッドの脇にある椅子に座っている変な男を指差した…。

















「あっ……あああんたっ!!誰なのよっ!!!」




恐怖のせいで,声も震えている。







やだっ……!
変態……?!






お母さんっ助けてっ……







変な考えばかりが頭をよぎる。



















「私は,あなたの担当医です。」


やつは,澄ました顔でそういって,首を左右に傾けながら立ち上がった。













「はぁ。担当医の先生ですか!」




変態じゃなくて良かったあっ















って…















十分変態じゃんっ!!!!!!!!