先生愛!




気がつくと,時計は13時近くなっていた。

「そろそろ行こうか。」

母がそういってご飯を食べていたレストランで会計をすます。

病院の中にこんな素敵なレストランがあるなんて,さすがだねっ!!






荷物を受付で預かってもらっているので,とりにいった。


「もうすぐ,担当の者がやって来ますので,もう少し待って下さいね。」
と受付の人が荷物を渡してくれながら言った。






まもなくして,
「私が担当の石田と申します。では行きましょうか。柊さんは,整形外科なんで,本来3階なんですが,整形外科が今,いっぱいなので,5階の外科の方に入っていただきます。」


そういいながら,石田さんはエレベーターまで誘導してくれた。
50代後半位の背の低いおばあちゃんのような人だ。

「荷物,持ちましょうか?」

エレベーターに乗って,私が荷物を持っていることに気付いた石田さんは声をかけてくれた。


「あっ,大丈夫です!この位,持てますから!」




そうこう話しているうちに5階に着いた。







ドラマとかで見る,ナースステーションは本当に実在した!
看護士さんがい―っぱいいるのだ。


「今日から入院される柊さんです。」

そういって石田さんは看護士さんに引き渡して,

「では,頑張って下さいね。」

と言って去っていった。