先生愛!




家に帰って要る物を母と2人で確認した。





「ゴミ箱に,お箸,コップ,洗面器に……本当,修学旅行みたいだね!!」


ワクワクしながらキャッキャとダンスを踊り,全身でワクワク感を母に表現する。




「全く~遊びにいくんじゃないんだからっ!!……あっ,しおり,お菓子!入れとこうか!?」




おいおい,あんたが一番遠足気分だよ。
っと自分の中でつっこんだ。







「じゃあ…あとは足りないのは,ネグリジェと,T字帯ね。」



「ねっ,ねねネグリジェ!?
ネグリジェって……おばさんの!?」


あまりの衝撃発言に目玉が飛び出そうだった。


「失礼なっ!!…術後に看護士さんが着替えさせやすいように,前開きのパジャマを用意するの!!だから,ネグリジェ。
あとは手術の時に履く下着みたいなT字帯ね。お母さん,買ってきとくわね。」


そういうと,私の部屋を出て行った。




中学の修学旅行で使った鞄に,要る物をパンパンに詰めた。
何だかワクワク。
私の胸も期待でパンパン!




貧乳だけど。







もらった病院のパンフレットをパラパラっとベッドに寝転がって見る。


施設や,地図,外観の写真などが載っている。




「本当に綺麗っ~!」


窓ガラスが多く使われていて,キラキラしている。
光をまとった病院だっ。


設備もすごく整っていて,こりゃ言うことなしだね!!








ごろん,と寝返りをうって,ウシシッ!と笑った。



今日は7月18日。
手術の日までなんか,きっと,あっという間だね!!