電気もつけずに,真っ暗な部屋の中の2人。 「しょっぱい。キスの味。」 先生はニッコリ笑った。 「私…今…すごく幸せ…。夢みたい…。」 「俺も…。幸せ…夢みたい…これからはやっと,俺の気持ちの赴くままに,動ける。 嘘をついて,抑えなくていいんだな…」 再び,唇を重ねた。 さっきよりも長くて,優しい,キス。 甘くもあり,爽やかでもあるキス。 「幸せにするよ…しおり…」 「大好き…大輔…」