ピンポーン
『4階です。ドアが開きます。』
聞き慣れたアナウンスと共にドアが開く。
勢いよくスキップをして,エレベーターをおりて右に曲がった。
―――ドンッ
鈍い音と,鈍い痛み。
「いったあぁ……!」
ヤバい,思いきりぶつかっちゃった…
勢いで,ふっとんだ。
馬鹿みたいにはしゃいで,スキップしたからだあ…。
後悔。
目の前には,1人の男の医師。
ヤバい,この人にぶつかっちゃったんだ…!
男の医師もよろめいて,
イテテ…と俯いている。
その人が運んでいたらしき資料などが,周りに散乱している。
「ごっ…ごめんなさいっ…!不注意で…!」
床に座り込んだまま,必死に謝って,散らばっている資料をかき集め拾った。


