お昼ご飯を食べてから,リハビリに出かけた。
まだまだ全然歩けないし,ベッドから降りるのもものすごく時間がかかるけど,
大分足の動きも手術後よりはましになった。
よたよたしながらナースステーションへ。
歩けるようになった嬉しさと,
もう治ってしまうという寂しさ。
治る事は良いことなのに,
治ってしまうことでもう…先生に会えない。
痛みが消えていく事で先生との思い出が消えてしまいそうで…。
怖かった。
悲しかった。
あ―超センチメンタル…。
「はぁ。」
溜め息をつきながら,手すりも持たず手放しで調子に乗って歩いていた。
ピリッ
「あ゛…」
足に激痛が走った。
調子に乗っていたせいだ。
進もうにも痛くて進めない,
戻ろうにも痛くて戻れない,
立って痛みが消えるのを待とうとしても
痛くて立てない。
あ―やっちゃったぁ…
呆然とその場に立ち尽くした。


