幸せに浸って,目に涙をためていたとき,
「じゃ~ん!!!」
「しおり~!?暇すぎて死んでない?」
「お喋りなしおりが,無言でいるなんて,そのせいで,死んでないか心配でさあ~!」
ケラケラ笑いながらやってきた,あゆみと沙羅。
「あゆみ~!!沙羅~!!会いたかったよ~!!」
手をバタバタさせて喜んだ。
「これ,少しだけど食べて!!」
駅前のケーキ屋さんのケーキだ。
「これ!私大好き…!ありがとうっ!」
「良かった!しおり好きって前言ってたから。」
細かい事までいちいち覚えていてくれる2人。
本当,感謝だよ…
カーテンを閉めて,
2人は椅子に半分ずつ座った。
「それより,よくここだってわかったねっ!!」
「あぁ!!美砂に聞いたんだっ!!私,しおりが入院だなんて,また美砂嘘ついてんだって思ってて…
しおりの担任に聞きに行って本当だって言われて,マジびっくりしたよ~!!」
水くさいんだからっ!,っと言って私の肩を叩くまゆみ。
「ほんとほんと!!みんなすごいびっくりしてるよ!心配してるし…
しおり,有名人だね!」
そう言って沙羅はケラケラ笑った。
「ほんとっ…2人とも…ありがとうっ…」
また涙が溢れてきた。
「やだ~!何泣いてんの!?友達なんだから当たり前だって~!ほら,泣かないでっ!!」
まゆみに,涙を拭かれた。
本当に何だか,心があったかくなった。


