看護士さんがガラガラと,沢山ガーゼなどが乗ったカートを押してきた。 先生は包帯を丁寧に外し,ガーゼのテープを外す。 傷が空気に触れて,気体が動くのに伴って痛い。 「じゃあまず消毒しますよ。」 傷の上に冷たい筋がつ―っと通る。 まだ切ったばかりの傷はガーゼが触れるだけでとても痛い。 「いっ…たぁい…!」 痛みに堪えきれず,無意識に足が消毒を拒んでピクピク動く。 「痛いですか。傷を直接消毒してますからね…」 そういって,黙々と先生は消毒し続ける。