先生愛!




「ん……ぁれ……?」


気付いた時には保健室に居た。



「大丈夫か!?柊!!」



そして横には荒井と保健の横田先生が。






そっか……
私ジャンピングスクワットで
足痛くなって立てなくなって
担架で運ばれたんだった……。




「はい,大丈夫です。」

とはいうものの
痛くて動けない。


普段何をしなくても触るだけで痛いのに
無茶な運動をしたせいで
布団が擦れるだけで痛い程に悪化していた。






「お前…無理させてごめんな。そういや,足,悪かったんだよな…ごめん。」




荒井は去年も私達の学年の女子の体育担当だったから
足が悪いのは知っていた。





「ぃ,いや!!そんな!!先生気にしないで下さい!!どうせ原因もわからない気持ち悪い足ですから…」


ハハッとおどけて言ってみせた。





荒井は真剣な表情で
「しかし原因がわからないのはおかしい。もう一度,駄目もとで病院にいってみたらどうだ?
何事もうやむやにするのはよくない。
まして足は大切だからな。年をとってから歩けない,なんてことになっては困るのは
柊,お前自身だ。」


「そうねぇ…もう一度診てもらいなさい。」
横田先生も横で頷きながら言っている。



「分かりました…また病院探してみます……。」