「聞いていいかなぁ?」 「あの、いいですが・・・名前?」 「あ〜、ごめんね。俺、藤山圭介!!よろしく」 藤山圭介・・・圭介さん?あたしよりは年上だと思います。 「あたしは、葛城優といいます。」 「優ちゃんやね。なあ、どうして優ちゃんはこのベンチに毎日座ってるん?」 この人はどうして、あたしがベンチ毎日座っていることを知っているのだろ? 「ベンチが好きだから・・・。」