俺の彼女は可愛い妹。笑

キーンコーンカーンコーン…


チャイムの音が耳に響く

いつもこのチャイムが鳴るのを
ずーーーーっと待っている。


でも、今日は違う。


日課の放課後のカラオケも
まるで行く気にならない。

だって……。



2年前の約束なんてもう
とっくに忘れているとは思う。

でも、もし亜実が覚えてたら



高校3年で高1の女の子と同居。


それはいくらなんでもヤバイ……。



忘れてくれていることを願って
俺はめずらしく寄り道もせず
まっすぐ家に帰った。