「じゃあ、まだ俺にもチャンスはあるんだよね?」 美濃部は下唇をペロッと舐め、手をあごに持っていく。 「フッ、どーだか!あたしは絶対あんたなんかに振り向かないからね!」 そうだよ。 だれがこんな男に惚れるか!! 「おっ?じゃあ賭けますか!?」 美濃部は机の中から1枚の紙を出した。