§Cherish§

『なんだよ、疑ってんの?』
「ちょっと、不安になって…」
私の言葉に、各務君はベッドの
私の傍らに腰を下ろした。

『何が…』
「彼女がいたら、悪いことした
 なぁ…って。」

『***?』
「うん?」

『飯が出来るまで、大人しく、
 黙って寝てろ!』

各務君は、私の額を指で弾く。

そして、背を向けた後で、
『飯の後に、お仕置きだな。』
と付け足したことを、私は聞き
逃さなかった。