フワッ… 頭の上に布みたいな何かが被さった… さがるが着ていたパーカーだ… 『泣くな…由奈…』 ああ… 私の知っている優しいさがるに戻った。 『さがる…私ね…さが『もう二度とこの辺りをうろつくなよ…』 へ? 『あと…もう二度と俺の前に現れるな…』 そういうと、さがるが背を向けて行ってしまう… 『まってさがる!!私の話を聞いて!!』 必死で追いかける。