声の方を向くと… 『さがる…』 さがるだ!! やっとさがるに会えた!! 『お前ら闇市から足洗ったんじゃねーのかよ。店長が知ったら泣くぞ?』 『市瀬……お前と同じくらい、俺らには金が必要なんだよ!!お前だって売られた身ならわかるだろ?』 男達が市瀬にすがりよってきた。 『知るか。今回は黙っててやるから、明日から真面目に働けよ…』 そういうと、さがるは一人でいなくなってしまった。 『さがる待って!!』 私は必死でさがるについていった。