金色の花

まず目に飛び込んできたのは、まばゆいばかりの黄金色。

あっと思った途端、箱の中にしゃがみ込んでいる少女が顔を上げた。

4つか、5つか、どう多く見積もっても、それ以上には見えないが、幼い少女は見事な金髪の持ち主だった。

そしてその瞳の色は、紺碧の海のようにどこまでも青い。