気が遠くなるほどキスをした後、彼の唇は胸元にたどり着いた。



「ちょっと…まだ撮影前ですよ?」



ヌードは撮らないって、一番最初に約束したはずなんですけど。


「大丈夫」


何が大丈夫なのかと思い、
彼が顔を離したあと下を見ると、胸元に赤い印が残されていた。


「キスマーク…」


「そう。セクシーでしょ?」


それを見て満足そうな彼。

あたしはと言うと、恥ずかしくて彼の目をまともに見れなかった。