「おとなしくしててね」


その言葉を合図に私は目を瞑った。



少し間があった後に、唇に暖かい感触。


何度か触れるだけのキスをしたあとに、舌が入ってきた。


グロスを拭うように唇を動かされる。


それと同時にベッドに押し倒された。



頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなる。



気持ちいい…



これだから、結局この生ぬるい関係がやめられなくなるのよ。