「行動力がなきゃ写真家になんてなれないよ」 そう言って彼は笑った。 だけどこっちとしては全く納得いかない。 だって… 「…今の流れじゃあたしは彼女の代用品じゃないですか」 自分で言っておきながら、惨めな気分になる。 「そんなことないよ。 1年も関わってるのに、あんまり2人で深い話をする機会もなかったけど… 俺は確かにカメラを通して奈津子を見てきた。 何時間も語り合うより、もっとたくさん奈津子のもってる色々な部分を発見できたと思うけどな」