部屋に戻った伸治が、二度寝から覚めたのは、12時半ば…。
クーラーもつけずに寝ていたわりには、
よっぽど疲れがたまっているのか、寝汗にも気付かず熟睡していた。
シャワーで汗を流し、
身体をタオルで拭きながら部屋に移動して、ケータイに手を伸ばすと、メールマークが点いている。
「ん?」
由衣からかと思いきや、
アンからのメールで疑問に思う伸治。
『よく眠れなかな?今日の撮影は早く終わりそうでラッキー!そこで思い出したんだけど、伸治くんが前に言ってた夜景のキレイな場所ってトコに行ってみたいなぁと思って…何処だっけ?』
伸治は疑問に思ったまま、すぐに返信した。
『つばさ公園です。それを聞いて辿り着けるの?』
すると、
『最寄りの駅はどこ?』
頼りない返事が返ってきた。
『ごめん。クルマでしか行ったことが無いんだ。つーか、誰と行くの?誰も運転できないの?』
さらに質問すると、
『あたし一人ですけど何か?』
その文章に、いてもたってもいられなくなった伸治は、電話に切り替えた。
「もしもし?」
「何考えてんだよ!今どこ?」
「え、スタジオ。メーク落としてるとこ。」
「夜景が見たいんだろ?」
「うん。」
「じゃあ、一度帰ってこいよ!…オーナーがクルマ使わなきゃ、俺が連れてってやるから!」
クーラーもつけずに寝ていたわりには、
よっぽど疲れがたまっているのか、寝汗にも気付かず熟睡していた。
シャワーで汗を流し、
身体をタオルで拭きながら部屋に移動して、ケータイに手を伸ばすと、メールマークが点いている。
「ん?」
由衣からかと思いきや、
アンからのメールで疑問に思う伸治。
『よく眠れなかな?今日の撮影は早く終わりそうでラッキー!そこで思い出したんだけど、伸治くんが前に言ってた夜景のキレイな場所ってトコに行ってみたいなぁと思って…何処だっけ?』
伸治は疑問に思ったまま、すぐに返信した。
『つばさ公園です。それを聞いて辿り着けるの?』
すると、
『最寄りの駅はどこ?』
頼りない返事が返ってきた。
『ごめん。クルマでしか行ったことが無いんだ。つーか、誰と行くの?誰も運転できないの?』
さらに質問すると、
『あたし一人ですけど何か?』
その文章に、いてもたってもいられなくなった伸治は、電話に切り替えた。
「もしもし?」
「何考えてんだよ!今どこ?」
「え、スタジオ。メーク落としてるとこ。」
「夜景が見たいんだろ?」
「うん。」
「じゃあ、一度帰ってこいよ!…オーナーがクルマ使わなきゃ、俺が連れてってやるから!」


