俺と春香のダチは医者に春香の事を聞きに行った。

「あの…春香は何で俺の事だけを忘れたんですか?」

「……一部記憶喪失になっているんです。彼女も忘れたくて忘れたのではないでしょう。君との記憶が少なすぎたのではないでしょうか」

「そんな…」
俺はショックだった…もっと早く春香に出会っていれば……
そんな事ばかりを考えていた。






――春香が俺の事を忘れて1週間が経った。
学校には来ているが記憶は戻っていない。
春香はあれからも屋上にいる。


でも俺は行く事が出来なくなっていた。

その時、春香のダチが俺に話しかけてきた。
「ねえ大河君…いいの?春香の所に行かなくて」

「行っても俺見た目不良だろ。怖がられると思うし」

「せやけど、行かな何も変わらへんで」

「そうだけど…」

「男がグズグズしたらアカン!!行ってき!」
男は行く事を決めた。

「おぅ!!」