「良かった…オレ…春香のダチ呼んでくる。ここで待ってて」

「うん」
そう言って大河は屋上をとびだした。



――大河が亜稀たちを呼びにいって数分が経った。

「春香ぁ〜大河君の事、思い出したんだって?」

「うん!!」

「良かったやん!ウチら心配したんやで」

「ゴメンね」

「なーなー」
大河が亜稀たちに話しかけた。

「お前ら2人に報告したい事があるんだ。…春香」

「うん」

『オレたち、私たち付き合う事になりました』

大河と私は声を揃えて言った。

「良かったじゃない。おめでとう」

「春香、大河君おめでとさん。その報告、まっとったで!」

私たち4人は顔を見合って笑った。