屋上に行くと、やっぱり春香はいた。
俺に気付いたのか案の定怖がっている。
「春…香?」
「あ…あの…病院にいた…」怯えながら喋る春香を見ていると心が痛い……
「あ、怖がらなくても大丈夫、何もしないから。俺は大河…崎元大河」
「た…大…河君?」
屋上で出会った時の事を思い出し思わず笑ってしまった。
「フッ…大河でいいよ」
「う、うん。…ねぇ大河は私の事を知っていて下の名前で呼んでるけど私達どんな関係だったの?」
意外な質問だった。俺は言っていいのか迷った。
だが春香の記憶が戻る事を祈り言う事を決めた。
「…俺らは…付き合ってたんだ」
「そ、そうなの?」
「あぁ」
"あー、なんとなく覚えてる"とか"思い出した!!"等の言葉を期待していた。
「…ゴメン…やっぱ思い出せない……」
俺の期待は儚く消えていった……
「いいんだ。無理して思い出さなくても」
俺は嘘ついた…本当は早く戻ってほしい。
そう…思っていた。
俺に気付いたのか案の定怖がっている。
「春…香?」
「あ…あの…病院にいた…」怯えながら喋る春香を見ていると心が痛い……
「あ、怖がらなくても大丈夫、何もしないから。俺は大河…崎元大河」
「た…大…河君?」
屋上で出会った時の事を思い出し思わず笑ってしまった。
「フッ…大河でいいよ」
「う、うん。…ねぇ大河は私の事を知っていて下の名前で呼んでるけど私達どんな関係だったの?」
意外な質問だった。俺は言っていいのか迷った。
だが春香の記憶が戻る事を祈り言う事を決めた。
「…俺らは…付き合ってたんだ」
「そ、そうなの?」
「あぁ」
"あー、なんとなく覚えてる"とか"思い出した!!"等の言葉を期待していた。
「…ゴメン…やっぱ思い出せない……」
俺の期待は儚く消えていった……
「いいんだ。無理して思い出さなくても」
俺は嘘ついた…本当は早く戻ってほしい。
そう…思っていた。

