「では、いってらっしゃい!」 係員のおばさんが観覧車のドアをあけてくれた。 観覧車はどんどんあがっていった…。 「本当に…大丈夫か?」 へっ!? 「え?大丈夫…だよ?」 本当は大丈夫じゃないけど… 「泣いていいよ…」 そんな事言われたら… 「うっ…うぅ……… 恐かったよぉ…」 それから、ずっと泣いた。