「いやっ!」



そう言って私は目が覚めた。


上半身だけを起こして、
辺りを見回す。


何かが、違うことに気がついた。



大きなベッド。

ベッドの横には、窓がついていて。


部屋は綺麗で広い。

床には絨毯が敷いてある。


ここは……



ドアがノックされた。


私は、どうぞ、と言っていた。



「おはよう、憂」