きっと、振り向いたら彼女の顔は真っ赤なんだろう。 きっと、後悔しているんだろう。 抱きつかなければよかったって。 そしてきっと、彼女は後悔する。 出逢わなければよかった、と。 彼女はそんなことも知らずに言葉を紡いだ。 「好きなんです」 後悔する。 「貴方が、吸血鬼だったとしても」